↑

【お知らせ】医学物理グループの発明・研究成果を基盤とする「アイラト株式会社」が、第21回ニッポン新事業創出大賞 アントレプレナー部門「地方創生賞」を受賞しました

当グループ(東北大学 医学物理グループ)における長年の研究・知見を基盤として誕生したベンチャー企業、アイラト株式会社(AiRato Inc.)が、公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会が主催する「第21回ニッポン新事業創出大賞」において、アントレプレナー部門「地方創生賞」を受賞いたしました。
なお、東北大学発ベンチャーが同大賞を受賞するのは今回が初めてとなります。
本表彰は、2026年10月29日に開催された「第22回JNB新事業創出全国フォーラム in 神奈川」にて執り行われました。

▲東北大学 プレスリリース(2026年11月6日)


受賞の背景とアカデミア研究の社会実装

アイラト株式会社は、東北大学産学連携機構 スタートアップ事業化センターのビジネスインキュベーションプログラム(BIP)採択案件(2021年4月採択)を契機として、2022年3月に設立されました。 今回の受賞では、当グループが培ってきた医学物理およびAI研究の知見が、実際の医療現場の課題解決にどう貢献しているかが高く評価されました。

  • 研究知見の高度な実用化:
    高度放射線治療(IMRT)において、これまで熟練者の高度な経験に依存し約6時間を要していた治療計画の作成を、独自AIにより約30分へと劇的に短縮した点。
  • 臨床データに裏打ちされた信頼性:
    国内トップ医療施設から得た質の高い臨床データと、学術研究で培った知見を融合させ、治療計画の高品質化と安全性の自動検証を実現した点。
  • 医療格差の解消と地方創生への貢献:
    国内初の高度管理医療機器プログラム承認を取得し、専門人材が不足する地方の医療現場でも高度な放射線治療を提供できる可能性を拓いたこと、さらに仙台市発の医療AIスタートアップとして地域経済の活性化に寄与している点が評価されました。

医学物理グループからのメッセージ

当グループでは、先進的な医学物理・AI研究の深化にとどまらず、その知見が真に医療現場や患者さんのもとへ届く「トランスレーショナル・リサーチ(橋渡し研究)」および社会実装を志向してまいりました。今回のアイラト社の受賞は、アカデミアで生まれた基礎的・臨床的研究のシーズが、大学の支援体制(BIP)や医療関係者の皆様との協力を経て、社会的なイノベーションへと昇華し得ることを示すマイルストーンです。

医学物理グループは、今後も大学という知の拠点から、放射線治療の医療の質とアクセシビリティを根本から変革する研究・人材育成に邁進してまいります。

• 関連リンク: 

https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2026/11/press20261106-03-airatoinc.html

東北大学BIP採択案件から誕生したアイラト株式会社… | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-

2026年度 第21回ニッポン新事業創出大賞 受賞者決定 | 公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会

©Division of Medical Physics, Department of Radiation Oncology, Tohoku University Graduate School of Medicine