2017年5月20日:第5回日本-台湾放射線腫瘍学シンポジウム

神戸国際会議場で開催された第5回日本-台湾放射線腫瘍学シンポジウムに、修士課程2年の家子さんが口頭発表、修士課程2年の阿部さんがポスター発表をしてきました。

■日時: 2017年5月20日
■場所: 神戸国際会議場
■学会: 第5回日本-台湾放射線腫瘍学シンポジウム

東北大学大学院放射線腫瘍学分野 医学物理士養成コース
修士課程2年 家子 義朗

2017年5月20日に神戸国際会議場(兵庫県神戸市)で開催された第5回日本-台湾放射線腫瘍学シンポジウム(The 5th Japan-Taiwan Radiation Oncology Symposium)に修士課程2年の阿部、家子が参加させていただきましたので、報告いたします。

本シンポジウムは、高精度放射線治療に関するトピックスを討議する国際シンポジウムとして平成25年より始まり、日本と台湾で交互に開催されております。今回開催地となった神戸は様々な観光名所が存在し、異国情緒が感じられるレトロな街並みが非常に印象的でした。このような名所に学会発表という形で足を運べたことはとても光栄でした。

今回のテーマは、”No Pain, No Gain”と題され、高精度放射線治療における様々な利益や不利益についての討議が盛んに行われました。
私は、近年研究が盛んに行われている4D-CT ventilationを用いて、肺機能の温存を試みたFunctional treatment planningによる放射線治療の研究を行い、その成果を発表しました。国際学会での発表という大変貴重な経験ができたと同時に、国際学会における討論の難しさも実感し、自分の研究成果をどのように表現すべきかという点についても、しっかりとトレーニングしていきたいと強く感じました。

本シンポジウムを通じて、放射線治療の高度化による恩恵と、それに伴う事象について非常に勉強になりました。今回養うことが出来た放射線治療に対する新たな視点をもって、今後臨床や研究と向き合っていきたいと感じました。また、夜の懇親会はディナークルーズにて開催され、海から見る神戸の夜景はとても綺麗でした。懇親会では、自分の発表に質問して頂いた方々とさらに討論ができたり、諸先生方とお話させていただいたりと、大変勉強になり、記憶に強く残る学会となりました。

最後に、ご指導をしてくださいました先生方、このような機会を与えてくださいました放射線治療科の先生方に、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

会場の様子

懇親会(ディナークルーズ)で乗船した客船と神戸港の夜景

©Division of Medical Physics, Department of Radiation Oncology, Tohoku University Graduate School of Medicine