2017年6月3日:CMPFG第46回定例会

首都大学東京荒川キャンパスで開催されたCMPFG第46回定例会に博士2年中島さんが発表され、助教角谷先生、助手高山先生、博士3年の金井さん、博士1年の宮坂さん、修士2年の家子さん、修士1年の石久保さん、梶川さん、佐藤さん、松本さんが参加しました。

■日時: 2017年6月3日
■場所: 首都大学東京荒川キャンパス
■学会: CMPFG第46回定例会

東北大学大学院放射線腫瘍学分野 一般コース
修士課程1年 佐藤 慎哉

2017年6月3日に首都大学東京荒川キャンパスで開催された第46回CMPFG定例会に博士2年中島さんが講師として参加、助教角谷先生、助手高山先生、博士3年の金井さん、博士1年の宮坂さん、修士2年の家子さん、修士1年の石久保、梶川、佐藤、松本で参加して参りましたので報告させていただきます。

第46回CMPFG定例会ではがん・感染症センター都立駒込病院の先生方が中心となり、日頃より医学物理会を牽引されておられます4名の先生方による講義形式のプレゼンテーションを拝聴しました。午前中はTBIについて、午後はVentilation、動体プラットフォーム、駒込病院であったインシデントの例についての内容でした。
近年、肺癌患者が増加していく中で放射線治療後の放射線肺臓炎が問題となっており、この放射線肺臓炎の発生頻度が肺の高機能領域への線量と相関することが報告され、世界中でVentilationの研究が盛んに行われています。講義では多くの先生方から質問が飛び交い注目度の高さがうかがえました。現在、我々の研究室でもVentilationの研究を行っており、今回の講義で得た知識を今後の研究に役立てていこうと思いました。今回の定例会では臨床経験が豊富な先生方の講義が多く、臨床経験のない私たちには新鮮なものとなりました。TBIの報告では基礎的な内容から、施設間での照射方法の違いによる問題点、新たな照射方法の検討などについて話し合いを行いました。インシデントについては実際に起こった例を問題形式に講義が進められました。問題は臨床経験がないと解けないものでしたが、実際の注意する箇所や多くの先生方の経験談、インシデント対策への取り組みなどを聞くことができ、今後の臨床現場で生かすことのできるものとなっていました。その後場所を移して行われました懇親会でも、他の施設や学校の方と今後の研究や医学物理会について話を深めることができ、とても有意義なものとなりました。

最後になりましたが、貴重な場をご提供してくださいました、がん・感染症センター都立駒込病院の先生をはじめ、臨床医学物理研究会の方々、首都大学東京大学院健康科学研究科放射線科学域の方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。

©Division of Medical Physics, Department of Radiation Oncology, Tohoku University Graduate School of Medicine