2026年3月4–8日:European Congress of Radiology (ECR) 2026
オーストリアのウィーンで開催された European Congress of Radiology (ECR) 2026 に、学生の田中真一 (D2) が参加しました。
- 日時:2026年3月4–8日
- 場所:Austria Center Vienna

↑博士課程2年:田中
放射線腫瘍学分野博士課程2年 田中真一
3 月 4 日から 8 日まで、オーストリアのウィーンで開催された ECR 2026 に参加しました。これは European Association of Radiology (欧州放射線学会) の年次大会であり、毎年ウィーンで開催されています。診断中心の学会ですが、私の研究は診断と治療の境界領域であること、将来の就職先として欧州も狙っていることから、この学会に参加しました。これは発表申請数 11,376 件の大規模学会であり、大半を占めるヨーロッパからの参加者の他、アルゼンチン、インド、中国、韓国、日本などからも比較的少数ながら発表が行われました。
私はポスターセッションで採択されましたが、6 分間のカジュアルな口頭発表セッションつき (EPOS pulse) であり、3 月 6 日に Diagnosis of Grade Group in prostate cancer at biopsy-level accuracy using deep learning with non-linear fixed kernel on MRI と題して発表を行いました。この EPOS pulse は座長なしで、発表者と聴衆の距離も近く和やかな雰囲気で遂行されるセッションですが、発表日時は発表者が好きに選べるため、同じ時間帯に全く異なる分野の発表が混在します。そのため、聴衆は自分が聞きたい発表をピンポイントで選んで聴きに行く (つまりセッション単位ではなく個々の発表単位で参加するか否かを選ぶ) ことになり、発表ごとに人気不人気が明瞭になります。通常の口頭発表よりも自分の発表への関心の程度が明らかになってしまうという意味で、非常にシビアなセッションでした。私が経験した範囲では、発表者の関係者らしき人々を除くと、聴衆は多ければ 20 人ほどですが、大抵は 3-4 人程度で、少ないと 2 人ということもありました。幸いにも私の発表は 20 人ほどの聴衆が参加したため (私の発表に関心があったのか、偶然そこにいただけかは知りませんが) たいへんやりやすく、充実した時間を過ごすことができました。
欧州の放射線医学研究の流行や水準を理解するという意味において、貴重な経験でした。
