2018年4月12日~15日:第115回日本医学物理学会学術大会
パシフィコ横浜で開催された第115回日本医学物理学会学術大会に、博士4年の勝田さん、博士2年の戸森さん、博士1年の阿部さん、修士2年の梶川さん、佐藤さん、松本さん、松田さんの計7名が口頭発表してきました。
■日時: 2018年4月12日~15日
■場所: パシフィコ横浜
■学会: 第115回日本医学物理学会学術大会

東北大学大学院医学系研究科 放射線腫瘍学分野 医学物理士コース
修士課程2年 松田 匠平
2018年4月12日~15日にパシフィコ横浜で開催された第115回日本医学物理学会学術大会に、博士課程4年の勝田さん、博士課程2年の戸森さん、博士課程1年の阿部さん、修士課程2年の梶川、佐藤、松本、松田の7名が口頭発表して参りましたので報告致します。
今回は「夢のような創造科学と人にやさしい放射線医学」をテーマに、第77回日本医学放射線学会総会 (JRS)、第74回日本放射線技術学会総会学術大会 (JSRT)、第115回日本医学物理学会学術大会 (JSMP)、2018国際医用画像総合展 (ITEM)が合同開催されました。
私は「Evaluation of DIR accuracy between MR images in prostate cancer patients for MR-guided radiotherapy」という内容で発表を行いました。近年、次世代型放射線治療装置として期待されているMR-Linacなどを用いたMR-guided radiotherapyを実装するにあたり、リスク臓器のinter-fractional errorを考慮する手法としてMR画像間でのDIRが有効かどうかの検討を試みました。近い将来、東北大学病院においてMR-Linacを臨床導入するにあたり、DIRを用いた線量合算に向けて更なる研究を行い、今後も学会発表等で報告できればと思います。
また、博士課程4年の勝田さんが「Treatment outcome estimation based on reconstructed patient anatomy received treatment beam」という内容で、放射線生物影響モデルが組み込まれたLog fileに基づいた患者予後を予測するシステムの開発について発表され、JSMP CyPos大会長賞を受賞いたしました。おめでとうございます!
今回のJSMPでは私自身初めての学会発表となりましたが、各方面で活躍されている先生方とのディスカッションが盛り上がり、今後の研究を深めていく上で大変有意義な学会となりました。このような貴重な発表の機会をご提供してくださりました先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。


左上:発表の様子
左下:懇親会の様子
右上:Cypos大会長賞の表彰