2017年7月8日~7月9日:CMPFG第47回定例会(第8回一泊セミナー

栃木県日光鬼怒川温泉で開催されたCMPFG第47回定例会(第8回一泊セミナー)に講師として博士課程3年の金井さん、博士課程2年の中島さんが講演され、助手の千葉先生、高山先生、修士課程2年の阿部さん、家子さん、池田さん、修士課程1年の石久保さん、梶川さん、佐藤さん、松本さんが参加しました。

■日時: 2017年7月8日~7月9日
■場所: 伊藤園ホテルニューさくら(栃木県日光鬼怒川温泉)
■学会: CMPFG第47回定例会(第8回一泊セミナー)

東北大学大学院医学系研究科 放射線腫瘍学分野 医学物理士養成コース
修士課程1年 松本 拓也

2017年7月8日~9日に栃木県日光市の鬼怒川温泉で開催されたCMPFG第47回定例会(第8回一泊セミナー)に、助手の千葉先生、高山先生、博士課程3年の金井さん、博士課程2年の中島さん、修士課程2年の阿部さん、家子さん、池田さん、修士課程1年の石久保、梶川、佐藤、松本で参加してまいりましたのでご報告させていただきます。なお、博士課程3年の金井さん、博士課程2年の中島さんは講師として参加致しました。

今回のセミナーは「放射線治療におけるMATLABの利用:DICOM解析から患者QAまで」をテーマとするPCを用いた演習中心のセミナーで、首都大学東京や東北大学の大学院生や臨床で活躍されている医学物理士の方など、30名の方々が参加されました。2日間にわたって3部構成で開催され、第1部では金井先生よりご講演頂き、MATLABの基礎からDICOM RTデータ解析の初歩として簡易CTビュアーの作成等を行いました。また、第2部は第1部の内容を踏まえ、実際にDICOMデータを読み込むことに加え、そのデータからMATLAB上でDVH(dose volume histogram:線量体積ヒストグラム)を表示するための計算プログラム作成を解説して頂きました。2日目の齋藤正英先生(山梨大学)のご講演では、IMRTの線量分布解析に用いられるガンマ解析のプログラムをMATLABで作成し、更にGUIで展開することで、1日目からの総括となる内容でした。
講演の中でも触れられておりましたが、MATLABは行列演算が得意なプログラミング言語であり、画像情報等を扱う私たちの分野では非常に有用なツールであるといえます。私自身MTALABは勉強中なのですが、基礎から応用への流れを演習形式で講演して頂いた今回のセミナーは非常に貴重なものとなりました。これを糧として更にMATLABへの理解を深め、今後の研究等に活かしていきたいと考えております。

初日の夜には意見交換会が行われ、大学・施設の枠を超えて非常に活発なものとなりました。学生である私たちの意見にも真剣に耳を傾け、真摯にアドバイスして下さり、非常に貴重な経験となりました。今後もこのような場に積極的に参加し、視野を広げていきたいと考えております。

最後になりましたが、貴重な場をご提供してくださいました、東京歯科大学市川総合病院の鈴木様をはじめ、臨床医学物理研究会の皆様、首都大学東京大学院健康科学研究科放射線科学域の方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。

講演の様子

講義は実習形式で行われました

©Division of Medical Physics, Department of Radiation Oncology, Tohoku University Graduate School of Medicine