2019年7月14~18日:AAPM 2019

2019年7月14日から18日にアメリカのサンアントニオで開催された第61回米国医学物理学会(AAPM)に医学物理グループから、助教の角谷先生、博士2年の阿部さん、修士2年の田中、根本、放射線治療学分野修士2年の高城が参加致しました。

■日時: 2019年7月14日~18日
■場所: Henry B. Gonzalez Convention Center, San Antonio, Texas, USA
■学会: AAPM 61th Annual Meeting

東北大学医学系研究科 放射線腫瘍学分野 医学物理士養成コース
修士課程2年 田中祥平

2019年7月14日から18日にアメリカのサンアントニオで開催された第61回米国医学物理学会(AAPM)に医学物理グループから、助教の角谷先生、博士2年の阿部さん、修士2年の田中、根本、放射線治療学分野修士2年の高城が参加し、発表致しましたので報告いたします。

高城(左)と根本(中央)、阿部さん(右)の発表の様子

私は、「Prognosis prediction with homology-based radiomic features quantifying tumor malignancy of lung cancer in CT-based radiomics」というタイトルで口頭発表を致しました。

私の研究はRadiomicsと呼ばれる大量の医療画像から数千個に及ぶRadiomic特徴量というものを抽出し、患者の予後を予測する研究です。今回私は新たなRadiomic特徴量としてhomology-based radiomic featuresというものを実装致しました。これは大阪大学の中根教授が提案してくれたものであり、腫瘍のCT画像を2値化して穴を計測するという概念です。従来の特徴量よりもhomology-based raciomic featuresは肺腫瘍において高い予後予測力があることを明らかにしました。この発表は私一人の成果ではなく、大阪大学の中根教授をはじめ数多くの皆様のおかげでAAPMの発表まで至ることができました。この場を借りて心より感謝申し上げます。質疑応答では3名の方から質問を頂き、鋭い質問も含まれていましたので、これから論文を書く上での参考にしたいと思います。

田中の発表の様子

また、学会会場がサンアントニオの中心街ということもあり学会後にはサンアントニオの観光地を巡ることができました。サンアントニオで最も有名な観光地である「リバーウォーク」での食事や、アラモの砦での散策は楽しかったです。

今回の学会は2回目の国際学会でしたが、まだまだ英語を聞き取れない、話せないことが多くありましたのでこれからも研究と英語の勉強を精進していきたいと思います。

左:アラモの砦  右:リバーウォーク

©Division of Medical Physics, Department of Radiation Oncology, Tohoku University Graduate School of Medicine