2021年7月25日~29日:AAPM 2021

第63回米国医学物理学会(AAPM)に医学物理グループから助手の田中先生、修士2年の石田、梅田、菅井が参加いたしました。

■日時: 2021年7月25日~29日
■場所: オンライン開催
■学会: AAPM 63rd Annual Meeting

東北大学大学院放射線腫瘍学分野
修士課程2年 梅田真梨子

2021年7月25日から29日に開催された第63回米国医学物理学会(AAPM)に医学物理グループから、助手の田中先生、修士2年の石田、梅田、菅井が参加し発表しましたので、報告いたします。なお、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりオンライン開催となったため、発表資料を事前提出しての発表となりました。

私の研究テーマは医用画像から特徴量を抽出することで予後予測をおこなうRadiomicsという研究です。今回我々は、グラフ理論と呼ばれる数学的概念を利用した特徴量を開発しました。今回の解析ではグラフ理論を使った特徴量と従来法で求められる特徴量の予後予測精度を比較し、グラフ理論を使った特徴量が患者の予後予測に有用であるかどうかを評価しました。今回の結果では従来法と比べ予後予測精度は向上しておりましたが、臨床導入を検討するには更なる予測精度向上が必要であり、改善すべき点が数多くあると感じました。

AAPM2021発表をおこなうにあたり、ご指導いただきました先生方はじめ、発表の機会を与えてくださった皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

発表スライド(左上:田中先生、右上:修士2年 石田、左下:修士2年 梅田、右下:修士2年 菅井)

©Division of Medical Physics, Department of Radiation Oncology, Tohoku University Graduate School of Medicine