2022年11月10日~12日:日本放射線腫瘍学会第35回学術大会

日本放射線腫瘍学会第35回学術大会に、医学物理グループから、修士課程1年の田中悠輝登、戸塚凌太、星野大地、矢後希皐が発表して参りました。

■日時: 2022年11月10~12日
■場所: リーガロイヤルホテル広島
■学会: 日本放射線腫瘍学会第35回学術大会
■学会HP:https://site2.convention.co.jp/jastro2022/

東北大学大学院放射線腫瘍学分野
修士課程1年 田中悠輝登

2022年11月10日に広島で開催された日本放射線腫瘍学会第35回学術大会に、医学物理グループから、修士課程1年の田中悠輝登、戸塚凌太、星野大地、矢後希皐が発表して参りましたので報告いたします。

我が国の高精度放射線治療の現状認識と問題点、将来予測を目的として、今回の学術大会は「百万一心―高精度放射線治療の現状と行方―」をテーマに開催されました。

今回の学術大会では、適応放射線治療のワークフローについて、施設ごとの工夫や課題を知ることができ、大変勉強になった学術大会でした。また、医学物理グループのOBや他の病院で働く先生方とも貴重な情報交換を行うことができました。

私は、「MR-Linacでの治療計画MR画像における呼吸性移動に対する腫瘍描出の精度評価」というテーマで口述発表をして参りました。MR画像誘導放射線治療では、MR画像を用いた治療計画が実施されます。腹部領域ではMR画像の腫瘍描出範囲は呼吸性移動の影響を受けますが、これによる腫瘍描出精度の影響は十分評価されていません。そこで、評価を行うための基礎実験を行ったという内容です。まだまだデータが少ない状況ですので、今後も継続して研究を行いたいと考えています。

最後に、発表を行うにあたり、研究のご指導をしていただいた先生方、このような機会を与えてくださいました放射線科医局の先生方に、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。

集合写真

会場と周辺の風景

©Division of Medical Physics, Department of Radiation Oncology, Tohoku University Graduate School of Medicine