2022年6月25日:第1回MR画像誘導適応放射線治療研究会

第1回MR画像誘導適応放射線治療研究会に、医学物理グループから、院内講師の角谷先生と助手の田中先生、修士1年の星野が発表して参りました。

■日時: 2022年6月25日
■場所: ステーションコンファレンス東京
■学会: 第1回MR画像誘導適応放射線治療研究会(MRgRT研究会)
■学会HP:https://www.mrla2022.jp/index.html

東北大学大学院放射線腫瘍学分野
修士課程1年 星野大地

2022年6月25日に東京で開催された第1回MR画像誘導適応放射線治療研究会に、医学物理グループから、院内講師の角谷先生と助手の田中先生、修士1年の星野の計3名が発表して参りましたので報告いたします。

MR-LinacによるMR画像誘導適応放射線治療が国内でも稼働し始めている。国内でMR-Linacのさらなる普及、発展させることを目的として、今回の研究会は「MR画像誘導適応放射線治療の普及と推進に向けて」をテーマに開催されました。

今回の研究会では、MR-Linacの導入や治療時のワークフローについて、施設ごとの工夫や課題など興味深い話を聞くことができ、大変勉強になる研究会でした。

私は、「前立腺癌患者に対するMR画像誘導即時適応放射線治療下での輪郭伝搬の精度評価」というテーマで初めての口述発表をして参りました。DIRは、治療計画の輪郭作成支援や線量合算などに用いられており、MRgRTでは同一患者間のMR-MRのDIRの輪郭作成支援に活用されている。そこで、DIR精度を検証することでDIRによる輪郭作成支援の有効性を評価するという内容です。MR-MRの同一患者間のDIRに関する報告はまだ少ない状況ですので、今後も継続して理解を深めて研究を行いたいと考えています。

最後に、発表を行うにあたり、研究のご指導をしていただいた先生方、このような機会を与えてくださいました放射線科医局の先生方に、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。

会場の様子

集合写真(左:田中先生、右:星野(M1))

©Division of Medical Physics, Department of Radiation Oncology, Tohoku University Graduate School of Medicine